萬洲国際(中国の豚肉加工世界最大手) 25日発表の2014年12月期決算は、純利益が前の期比89%増の9億5600万ドル(約1150億円)だった。13年秋に買収した米豚肉最大手スミスフィールド・フーズが収益拡大をけん引した。

米国産豚肉の輸入販売も増え、売上高はほぼ2倍の222億4300万ドルに急増した。

スミスフィールドは米国でマクドナルドやサブウェイ、バーガーキングなど有力レストランチェーンを顧客に持ち、14年12月期も安定して収益を伸ばした。中国事業もファストフード店の新規開拓が進み、生産設備の更新費用などのコスト負担を吸収した。