災害時の救護活動や防災に関する啓発事業に共同で取り組もうと、日赤東京都支部は東京トヨペットとパートナーシップ協定を結んだ。首都直下地震などが起きた際、日赤東京都支部が、都内にある東京トヨペットの店舗など103施設を拠点として活用。避難者の休憩所として使ったり災害情報を提供したりする。

東京トヨペットは「停電時には、展示してあるプラグインハイブリッド車を電源にして明かりをともすことも可能だ」と説明している。

日赤東京都支部は、帰宅困難者が徒歩で自宅に戻るのを支援するため、これまでも防災グッズを備蓄した「エイドステーション」の整備を進めてきた。

同支部の中川原米俊事務局長は「平時に減災への取り組みを普及させることは被害を最小限に抑え、多くの命を守ることにつながる」としている。〔共同〕