米ホワイトハウス高官は24日、安倍晋三首相の訪米を前に電話記者会見し、安倍氏が歴史問題の解決に向けて「建設的」に取り組み、日韓関係の改善を図ることに期待を示した。

電話記者会見で、ローズ大統領副補佐官は安倍氏に対し、歴史問題に関する日本の歴代内閣の談話と矛盾することなく、韓国との「協力促進や対立緩和」を実現するよう促した。

一方、メデイロス国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長は、歴史問題の最終的な解決に向けて「未来志向」で努力することが重要だと強調した。

環太平洋連携協定(TPP)に関しては、アトキンソン大統領副補佐官が28日の日米首脳会談で日米交渉の妥結が正式発表されるとは「考えていない」との認識を示した。アトキンソン氏は、自動車や農産物など複数の分野で交渉は続いており「さらに作業が必要だ」と指摘した。(共同)