九州経済同友会は18日、ホテルニューオータニ博多(福岡市中央区)で平成27年度の代表幹事会を開き、代表委員に貫正義・九州電力会長(70)と、玉川文生・セイカスポーツセンター社長(66)の2人を選任した。任期は1年。貫氏は2期目で筆頭格を務める。代表委員を8期務めた石原進・JR九州相談役(70)は退任する。

代表幹事会では、今年度の活動方針も確認した。雇用創出を見据えた新産業の育成や、九州に立地する工場が、開発機能などを有する「マザー工場」となるように、支援することなどを盛り込んだ。道州制に向けた取り組みも継続する。

記者会見した貫氏は「地方創生への取り組みを強化し、九州の人口減少に歯止めをかけたい」と述べた。